06 August, 2002

DefCon2002

昨日のニュースステーションは、DefCon2002の現地レポートだった。coolguyさんの日記にも書かれているとおり。この匿名タイプのミーティングが、実はかなりオープンに明るく行なわれているということをTVで報道されるのはいいことだ。なんでも、米国国防省の人間が、「きみたちのスキルを国を守るためにつかってみないか」と訴えかけたそうな。もともとネットセキュリティのために各調査、執行機関、省庁にセキュリティチームを抱える国だけのことはあるのかもしれない。それだけにあちこちにバックドアあるんだろうなーって言われるわけなんだけど(笑

それに比して日本の住基ネットは...いや、想像上のことを日記に書くのはやめておこう。いずれにしても、脅威のイメージというものが見えているのか?という危機管理の部分、コンティンジェンシープランの部分はどうなのかと問いたい。ネットワークやサーバ運用の問題ではないということ。被害・侵入レベルごとの対応策定を総務省が今から着手するらしいが、...ありえないのではないか。

総務省行政手続の電子化推進アクション・プラン[H14/7/25]
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ニュースステーションの報道のされ方を考えてみよう。「いいハッカーもいます」とか、「ルーターが置いてあるということは危険です」とか、安直な雰囲気もありやや失笑ギミだったが、わかりやすいっちゃーわかりやすかった。むしろ、「価値のある情報ほど注目され、クラックされる」という一言を報道したのはすばらしいヒットだと思う。わかりやすさ優先。まあ、鳥瞰的に見れば、そういう特集が視聴率の高いニュース番組で取り上げられることは、掘り下げ方もやや微妙なNHKスペシャルのような番組で取り上げるのとは違ったマーケットにリーチする。いいことなのだろう。

DefConって、いつも一度行って見たいと思うイベントなのだが、報道を見てますますそう思った。来年はいけるかな。

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