忙しい一週間を控えた今日、ラッキーにもふと1時間ほど時間を作れたので、しばらく切ってない髪を切りにいつもの美容室に電話をかけた。(※この店については、以前、「VISAGE crew - 勝どきの美容室」というタイトルで書いたところで、この記事はなんと同店のバックヤード(スタッフルーム)に掲示され、スタッフ全員に楽しんでいただいたとのこと。)
しかし、店長の柳田氏は予想通り不在で、なんと次に指名するおのづか氏も不在とのことだった。まいったなぁ。わたしの経験から、彼らの腕は確かで、しかもわたしが自分の希望を説明する状態以上の出来に仕上げてくれる。そういえば柳田氏はここ数ヶ月お目にかかっておらず、最近はおのづか氏にお願いしていた。このおのづか氏は大変ひとあたりもジェントルで、かつナイスガイだ。しかも以前、嫁が銀座の某店でひどい髪型になった時のFIXまで引き受けて見事な仕事をしてくれている。
で、その二人がいないとなると、これまで指名していないスタイリストをお願いしなければならない。困った。これには結構なリスクが伴うのだ。一般的に、少人数のフォーメーションにおいて、No.2までがすばらしくても、No.3までがすばらしいということは滅多になく、なおかつ今回は誰がNo.3なのかわからないという事態だ。もちろんこの店のスタッフは皆さんとても感じが良い方ばかりなのだが(電動ゴマスリ機風)、髪を触らせるのに普通以上のパーミッションの必要な私には大変困る事態となった。
そこで、いっそのこと、おおもりくんという、バイクと映画を愛する男で、ポジション的にはアシスタントからスタイリストにもうちょっとで昇格するはずの彼を指名しようか、と相談した。が、本人曰く、「5月、5月には必ず!」とのこと。そうかぁ。彼の実験台にならなってもいいと思っていたのだがな。でも、組織のルールを尊重することは出世前のルーキーには特に重要なことだから、「客の無理」というのはあえて引っ込めることにし、やむをえず、今回は成り行きに任せることになった。店を入ると、しろまさんと名乗る帽子姿、少し小柄で笑顔の男が現れ、「今日は私が担当させていただきます。がんばります。」とご挨拶。4月に入りたての新人さんにざっと流してもらい、早速カットへ。「どんな感じで」「うーん、いつもの感じ(笑。いやはや、春らしく短くさっぱりと、という感じで。」あと他にもいろいろ注文をつけつつ、カットが浅かったため、全体のカットは2ラウンドに及んだ。
こう、柳田氏の「ちゃっちゃか」風(くるっ♪と回るトリッキーな感じ)、おのづか氏の「しゃかしゃか」風(高完成度をめざす職人風)と比べ、「なでなで、ちょきちょき」風(トリマーに毛並みを整えられている感じ)に手つきがゆっくりなのでいつもの調子が狂い、正直、一抹の不安を感じなくはなかったのだが、やはり職人は職人、結果的に大変上手に仕上げてくれた。No.3どころか、スタイリスト認定されているスタッフは相当に優秀なのだろう。全般的にスタッフに学習意欲があり、教育、研修が行き届いており、それゆえに進歩が早く、同輩のみならず、上下の信頼も固い。おおもりくん、頑張ってね〜(笑
そうそう、この店は「VISAGEなんとか」という名前で郊外をターゲットに展開しているようだが、昨年は晴海トリトン店、4月に本八幡駅直結ビルに開店、次に北千住へと展開していくそうで、柳田店長は4店舗のマネージャに昇格、それにともなっておのづか氏は勝どき店の店長になったそうな。おめでとうございます。>両氏 あなた方を指名してきた私の目に狂いはなかったようだ。(ふっふっふ そうそう、ふくしまさん、ご出産おめでとうゴザイマス。あー、そうだ。柳田さん、おのづかさんに一言。楽しいスタッフが多すぎて名前を覚えられないからやっぱり名札着用を義務付けてください。カスタマーリレーションの基本ですよ!
大江戸線勝どき駅徒歩1分のこの店、以前の記事の読者で行かれた方が何人かおられると聞いているが、是非オススメしておく。
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