東京から3時間以上はかかっただろう、熱海を越えて、海岸沿いをさらに1時間強、伊東へ向かった。川奈ホテルのさらに向こうに位置するこの温泉は、住宅区画を抜けた先の、超わかりにくいところにある。しかも、ここ数年にできたものだったから、私のカーナビではその住所でさえリーチしなかった。携帯電話も切れ切れになりながらであるが、宿と連絡をとりつつ、ようやく到着したときには、もう夕方も終わりごろ、薄暗くなっていた。
本館の掘りごたつの間で食事をとれる。そして、客室は全8室が離れ(二階建ての家屋)になっている。アジアンテイストと評されるが、ぶっちゃけ、徹底した和風である。各家屋には個別のヒノキの内風呂と大島と海原を望む露天風呂がある。1家屋あたり最大4人宿泊できるそうだが、ここを二人占めするのはなかなか優雅だ。露天風呂は昼夜を問わず入ることができ、ランニングコストが大変だろうなあと思いながら、適温に調整されつづけている露天風呂を満喫した。
温泉を満喫するなんて経験はわたしにはなかった、少なくともここに来るまではそう思っていなかったのだが、ここに来てそう思った。まるで築地の場内で寿司を食べたときに、今まで食べていたのはなんだったんだろう、と思ったのと似ている。ディズニーワールド帰りでありながら、そのサービスレベルの高さに面食らった。気の良い支配人のお話しによると、当面、土日はすっかり満室だそうだ。しかし、道路のぞっとするような渋滞を考えると、ちょっと調整して平日に行くのが吉。機会あればゆったり現実逃避あるいはブレインリフレッシュにどうぞ。
p.s. で、温泉のよさを知ったものの、コストがなんとかならないもんだろうかと、@Styleに入会した矢先に早速温泉宿の安価宿泊権を「限定良品」でゲットしたというウワサもある(w。
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