テレ朝で最近CMで予告編を流し始めたドラマ、「流転の王妃・最後の皇弟」。
このCMを見て、「あれ?」と。はて、なんか近所で見覚えがあるような。そこで、ちょっと調べると、「撮影はすでに進行中で、満州国の宮廷は、都内の空き地に150メートル四方のオープンセットで再現」とか「都内某所に旧満州の街並みを再現した150メートル四方のオープンセットを組んだ。」とか。ははーん、なるほど。旧満州の街並みだったのか。道理で大げさな張子セットだと思った。
ドラマは、映画「ラスト・エンペラー」でも扱われた時代で、清朝最後の皇帝「溥儀(ふぎ)」の弟、「溥傑(ふけつ)」と、その日本人妻「浩(ひろ)」夫婦が中心となるもので、原作は浩の自伝だそうだ。戦後とらわれの身になった溥傑と離れ離れになり、さらにはスパイ疑惑さえ向けられた浩の視点で激動の時代を描くもの。 この夫婦は、竹之内豊と常盤貴子が演じる。
日中でのあらゆるシーンの撮影などの規模から「10億円ドラマ」とも言われるそうな。フジテレビの開局45周年が「踊る2」なら、テレ朝の開局45周記念作はこうきましたか、という感じかな。プロデューサ中込卓也氏は「ラストエンペラーに負けないくらいスケールの大きな作品にしたい」と意気込んでいるそうな。
→ 「テレ朝で超豪華ドラマ」
→ 「竹野内、常盤がテレ朝45周年ドラマ出演」
であれば、このドラマの音楽にも注目したい。坂本龍一が担当した、映画「ラストエンペラー」の音楽は重厚で印象的だったが、同時にひとつのリフを自在にアレンジして多様なシーンにも見事にシンクロしていた。今回の担当は最近映画用の音楽にもずいぶん売り込み中の葉加瀬太郎。わかりやすいアサインだが、胡弓とバイオリンは似たところがあるとはいえ、本質的に異なっているものだ。かといってさすがにテレ朝の記念番組だから、YO-YO MA(ヨーヨーマ)は登場しないか。
クランクアップは8月末、放送は今秋だそうだ。期待するとしよう。
# Crewの皆さん、ロケセット、もうチェックしました?
# でも、さすがに見学するにも夜だと不審者扱いかも。ははは。
追記(11/30):
今か今かと思っていたら、2日間に分けて放送されました。放送の感想はこちら。
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