05 August, 2001

しょうちゃん - 神戸 北野坂沿いのお好み焼き

関西人ならわかるだろうが、ときおり無性にソースとマヨネーズと青海苔の組み合わせが欲しくなることがある。たこ焼き、お好み焼きというソリューションに心地よく納得する。出汁で食べる玉子焼きという元祖たこ焼きもあるが、この欲求が生じるとそのようなつつましやかなものは圏外である。

2ヶ月ほど前、そういう欲求を抑えきれず、お好み焼きを食べると決意した日があった。そこで、某社を退職された美人経理担当Mさんという、別名亀さんのお母さんがオープンされたという「ふわっと」というお好み焼き屋を探しに行った。

結構うろおぼえだったのもあり、到着するのにずいぶんかかった。これでふわっとおいしいのが食えるに違いない! ...臨時休業。

そこで「でぇぇい!どこでもいい!うまいお好み焼きはないのかー!」
....ないのである。関西ではお好み焼きというレーベルはあるはずなのに、三宮のようなコ洒落た街にはお好み焼きのにほひはなじまない...しかし、あったのである。灯台元暗し。北野坂をさくさくとあがっていったところに。それが「こうちゃん」。気に入って以来、昨日までに何回も通ってしまって、ふわっとさんごめんなさい状態なのである。

ここのすじぶた、いかぶた、すじもだんは言うまでもなく、一品ものの鉄板焼きとしてはホルモン豆腐が絶品である。今回はキモ焼きというのも目の前で見たが、お連れの方が酒飲みではなかったので遠慮した。次は絶対くってやるぅぅぅ。

そうそう、もうひとつ、わたしが気にいる店はどこも「店長がいい」という部分が共通である。ここも例に漏れず、絶賛を謙虚に受け止める姿勢がとてもよろしィ。ああいう、デキル切れ者にはますますサービスの向上を煽るような注文をかましたいところである。

「いかぶた、玉子入りでおねがい。あ、玉子は目玉でちょっとゆるい感じで、あとソースとマヨネーズは*いいかんじ*にしといてね。」