09 December, 2008

Innovationと「へんなやつ」

汐留のミラクルリナックス社セミナールームで開催された、高専カンファレンスで15分スピーチをさせていただく機会がありました。

ITmediaの記事「高専カンファレンスから伝播する高専生の「高専道」」

わたしのスピーチは、「Innovationと高専生」とタイトリングしました。



変化、進歩をめざす気持ち、これはプロフェッショナルにとって最も大切な原動力だと思います。でも、残念ながらそのような人は決して多くない。自分がその少数派だと気がついたら、そのポテンシャルを活かしていこうよ、しかも徹底的にね、というメッセージを込めました。

テックスタイル・グループならびにその関係者には、偶然ですが、前のめりに楽しい激しい経験をしてきた高専卒業生が少なからずいます。きっと自分のアドバンテージを活かしやすく、さらに成長の痛みを感じられる場所なんだと思います。

# 新卒、中途いずれも、就職のご相談は歓迎していますよ。


さて、このカンファレンスで見たプレゼンテーションで、面白かったものをご紹介しましょう。

1.「Webと複雑系」june29さん

このライトニングトークでのプレゼンテーションでは、複雑系を専門にするjune29さんの軽妙なトークがありました。そこで、Webの行動で生じるロングテールのデータは、対数を底にとると右肩下がりの直線を描く、というデモがありました。はてなブックマークなどをプロットして見せていましたね。

しかし、偏りが生じないほどノンジャンルなテーマで、かつ同質性のない母数があることを前提とすると、基本的に個別の行動特性をプロットすると正規分布に近づいてくるという統計のリクツからすれば、ロングテールなグラフを、対数を底にとってプロットしなおすと右肩下がりな直線を描くのは当然です。

見所はそこじゃなくて、むしろ、その直線になるはずのものが、現実にはまっすぐではなく、若干ゆるやかなカーブを描くことがあるわけですが、なぜゆがむか、ということ。ここです。

そのカーブ度合いと集団の特性、あるいはテーマの同質性には相関があるはずだと思うんですよね。で、もっとたくさん描くことで仮説検証はできそうです。正規分布での中心からの振れ幅を経済予測では「リスク」といいますが、その直線とプロットした曲線とのずれなんかもそれを可視化するツールになるポテンシャルがあります。うわー、使えそう!


「群衆の叡智サミット」をやってきて、拡散した群衆の行動の価値は自明なのですが、集約のメカニズムはまだまだ未熟。codeなにがしも、3度目のリリースをした予測市場Predicionもことさらに盛り上がってきているところですが、もっともっとやれることがあるはずだと思っています。


2. 「高専生に大切なこと」井上恭輔(きょろ)さん

井上さんはプロコンで4年連続入賞している凄腕プログラマ。彼のその創作意欲は、常人の域を超えているように思いました。だって作るもの作るもの、大爆笑なんですからw そのプロセスで学んだことが、ソフトウェア・デザインではなく、むしろ人間の価値観とのマッチングの妙にある、というとことがツボでした。

この人の物作りからは引き続き目が離せない。


3. 「高専生 existing はてな」hxmasakiさん

ライトニングトークで登場されたhxmasakiさんは、今、はてなでバイトしてるんだそうです。インターンには一度落ちてるんだって。で、彼は材料だとか流体力学とかそっち系の専門の人だそうで、はてなで一体なにやるんだろう?と自ら思っていたら数日以内に大忙しになったんだそうな。

なんとサーバーの筐体を作ってるんだって!しかも3Dで空気の流れをシミュレーションまでして、最高のサーバを作る努力をしてる。そうだよね、材料さえあればなんだって作れますよね。わたしは電気工学科でしたけど、電気回路で演算ができるなんて学術的なことよりも、オーディオだろうがラジオだろうが、電気で動くものならなんだって作れる、ということのほうが根っこにありました。

そういう感動、忘れちゃいけないですよね。


他にも、高専の学生時代をほうふつとさせる、「高専病」のお話も面白かったなあ。女の子、少なかったものね。女子高専病も大変なんだね。神戸高専でも女性は「例外なく全員」モテモテでしたよ。なんかおかしいよね、あの現象w

まあ、冗談はともかく、高専生は常識レベルに偏りがあり、卒業してから苦労して学ばなければならないことが予想外にたくさんあります。でも、それをこなしていくだけの学習力は訓練してあるはずだし、プライドが持てるだけの経験もしてるから、がんばれるはずだ。

これが高専のプロフェッショナル育成メカニズムなんだろうと思います。

当日、児玉さんとしみじみ話したこと。「高専で学んだコンテンツそのもので社会で役にたったことなんてこれっぽっちもない。でも、経験したことから得たプロセス力は破壊力抜群だよねー」と。

新たな視点で分析するにも、ものづくりを粛々とやっていくにも、つまるところは変化と進歩を志すことだけがプロフェッショナルの価値の源泉であると思う次第です。

慢心せずに勉強と経験を積み続けていきたいものです。


イノベーションを目指す気合いの入った「ヘンなやつ」、テックスタイル・グループでお待ちしています。就職相談はもちろんのこと、まずは、一度遊びにいらしてください。

ここでそーっと言いますが、インターンも高専生は優先的に歓迎しますよ。


追伸:当日の講演の模様がニコニコ動画にもアップされました。はじめのほう、マイク握ってしゃべっちゃって音割れしてますが、すぐに改善されますので我慢して見てください。

27 November, 2008

Risk Lovers vs Strategic Futurist

米Autodeskのウェイン・ホジンズ氏によると、Strategic Futuristは世界で20人らしい。

同記事より:

問題を分析するときに、個々の事柄に着目してしまいがちだが、これでは問題の一部しか見ていないことになる。そうではなく、「物事を一般化し大きな単位にした後で、小さな単位に落とし込んでいくという二極化した考えが必要だ」とホジンズ氏は述べる。


演えき法と帰納法で俯瞰的にロジカルシンキング、なんて、別段スペシャルなアプローチじゃないよね。「戦略」やるんならなおのこと。

むしろ、そのロジカルシンキングの限界を意識しなきゃだめで、たとえば、すでに起きたことのある事象、つまり事実のみを根拠とする前提であるため、変化の激しい領域や、未踏の領域にはほとんど通用しないということ、とか。そういうことを指摘しないと「*未来*戦略家」返上ではないかと。

# この記事、全面にわたって突っ込みどころだらけなのですが、
# 冗談はほどほどにして、と ;-p

「本質探し」これは面白い。

単に分解と合成をするだけでもたいてい面白いが、そこをさらに軸を出して、「本質」なんて謎めいたラベルのついたお宝を探すわけ。おお、これだ!なんて思いこんじゃうし、人にしゃべっちゃうし。「本質」とかって言葉がついてれば、なんか納得しちゃったりして。

# もしかして、「本質」って、最近の自己啓発系、知的生産系を凌駕するバズワードなのかも?(ぎゃはははと笑ってください、ここは)

閑話休題。

けど、「本質」だと思ったことが本当に本質なのかはどうやって決められるんだろう?

表層的なことよりも「本質に近いと思われる」ものは複数あるでしょうし、その最大公約数をだしてみる、という感じなのかな。それでもViewが違うと答えが違うよね、多次元だから。

「これが本質だ」という思考ゲームとか、なにか発見できるって楽しいけど、その実は腹落ち感程度なのではないかな?それでも、そこでえいや!と決めて行動できることのほうが、本質の追及につながる行動なのだと思う。

過去的な、理屈と情報勝負の分析なり解説なりによるretrospective問題解決は答えがあるだろうけど、未来の、感覚的なprospective分野はとてもchaos(カオス)だからいろいろやり方が拡散していいわけなんだよ。

だからrisk loversはそこでプレイヤーとして動くんだ。たのしーい。

28 July, 2008

Last Lecture - Randy Pausch逝去

http://jp.techcrunch.com/archives/20080725dr-randy-pausch-carnegie-mellon-cs-professor-dead-at-47/
より、
Last Lecture - 「最後の授業」で知られるランディー・パウシュ教授(カーネギーメロン)がとうとう亡くなったとのこと。大前さんもこの人の話をあるコーナーで一番に取り上げていた。

まだ知らなかったら、本読むより動画で授業を見た方がいい。全編バージョンもいろんなサイトで公開されているし、「最後の授業」とか「Last Lecture」で検索すればざくざく見つかる。日本語のキャプションが入ったものもあるようだ。(初めて見たときは無かったけど。)

さて、テーマを絞った話だとしても、今からやるステージが、「最後」だったら、自分は何を伝えたいのか、なんて考えてみたらどんなところが変わるのだろう?

彼の、悲壮感のない、それでいてメッセージ性のとても強いその「Lecture」は、その内容はさることながら、「Last」に向き合う人としての姿勢をLectureするものだと感じた。

後に、Randy PaucheのLast Lectureは私になにか大きなものを残してくれたと言えるようでありたい。

02 June, 2008

木を育てる人と森を守る人

森に行ってみたことがありますか。

私は、梅雨入りした時期の秩父の森とか、大好き。

森の全体ビューを楽しむ人もいれば、個々の木々を見て感動する人もいる。ちなみに、今朝の朝礼で尋ねると、そこにいたスタッフの大半は個々の木々をじっくり見たいタイプで、わずかながら、森としての全体の景観を楽しみたい人がいた。

いずれにしても、森としての成り立ちが、個々の木々の魅力に不可欠。すなわちWhole-Partの関係性。この関係には学べる要素がたくさんある。森に立つ看板には、その森の歴史やなりたちのような概要から説明が書かれていて、続いてそれぞれの個々の木々や小路の解説に言及している。木も森も見ろ、と。

さて、会社から業界という枠組みに拡げて考えても、我々の開発活動はPartでしかない。できることは、せいぜい個別最適。

統計によると、2006年現在、インターネットの利用者は世界人口の16%、日本では60数%にすぎない。そこで利用者にとって快適なツールを作っていくことは、現時点では人類社会全体からすればプチ富裕層のための個別最適にすぎないと言わざるを得ない。人類の叡智を結集できる枠組みにはほど遠い。

だから、それを理解した上で、レバレッジを狙うことに集中しなきゃいけない。たとえば、インターネットユーザを介して、その向こうにいるインターネット利用者ではない人びとや地域にプラスの影響をもたらす方向を狙う。でも、その結果、out of the Netからのフィードバックをどうやって集めるのか、考えなきゃいけないことがたくさんある。それでも、リアル・コラボレーションのハブって何だろう、これをテーマに考えなきゃいけない。

それを、先日LUNARRの高須賀さんに話したら、「それは、めっちゃ考えなきゃいけないけど、答えは出せそうな問題ですね」と言ってもらえた。

だからなのかな、リアルにイノベーションを目指している「人」同士のケミストリを強く誘発する活動にはとても意義を感じる。それが、OSBBだし、WASFORUMだし、WOCSだし、JBPだし、IPAでの活動にもそれがある。そして、ほかでもなくテックスタイル・グループの目指しているもの。

いずれも、大変なんだけど、すっかり楽しめることがカギなんだよね。

じゃあどうするのか。

個々の木をきめ細やかに育てる仕事も、全体として森を守る仕事も、両方とも重要。同時に、理解しあわなければならないけど、両者ともゼネラリストになる必要はないんじゃないかと思ってきた。

「いろんなことができる人」と「なんでも屋」は違う。自分は、やりたいことなら何でもできるようになりたいけど、それでも「なんでも屋」と言われちゃったら負けだと思う。

(個別最適至上主義でなんでもかんでもかけ算方式で全体に展開しようとすると、合成の誤謬(fallacy of composition)が生じ得る。また、ゼネラリストのオーバーコントロールは個々の進歩を容易に阻害しうる。)

ここは、楽器の演奏とバンドの関係と同じで、それぞれのプロフェッショナリゼーションが、他者の視点からの試練を乗り越えるべく気持ちよいGrooveを出していこうと進歩すると、それぞれが外部との共通的なインターフェースを持つようになるので、ひいては全体として調和と成長の両方をもたらしてくれる
ポテンシャルになる。

先日のJBPは11曲、入れ替わり立ち替わり加わったセッションプレイヤーは15名、うち、junoさんはキーボーディストかつバンマス。彼には強いこだわりと意見があるが、それがかえって、全員がいい感じにまとまるきっかけを作っていた。さすが、junoさん。

全体の成長のためを考えれば考えるほど、むしろ逆に自分に軸を強く持って、それぞれのプロフェッショナリゼーションを磨いていかなきゃ。本も読むし、人にも会うし、ベースも練習する。

それはそれは、スリリング。

木を育てる人と森を守る人、個別最適と全体調和、どっちも軸が必要だということなのだと。
だから、そこを磨いていかないと成長しないと思うんだよね。

よっしゃ、一緒に何かやったろうじゃないの、という方、会ってくれませんか。

28 April, 2008

人の多機能性と群衆の叡智

gihyo.jpの記事、「疾走するネットダイナミズム第一回 群集の叡智 ー 集合痴にならないために」にインタビューをしていただきました。ちょっと写真がどうなんだろう、と、社内関係者ではもっぱらのネタですが(汗。

その記事で言及されていたとおり、2008年5月21日に、昨、2007年11月1日に開催した「群衆の叡智サミット2007」の続編を東京、丸ビルホールで開催することになりました。CNET Japan, RBB TODAY, Markezine, gihyo.jpなどで早速報道していただいています。

群衆の叡智サミット WOCS 2008 Spring
http://techstyle.jp/wocs/2008spring/

前回はmixiのコミュニティでのやりとりに始まり、当日はライブアンケートシステムを使い、フィードバックはブログでの反応を集めたりしました。

今回は、より近くコミュニケーションを取れるように、facebook、twitterで事前・事後のコミュニケーションに拡げてみることにしました。(WOCS2008springページのCATCH UP WOCS!というコーナーをご参照)よしおかさんのご提案で、当日は、Ustream.tvでリアルタイム映像配信ができるかもしれません。品質、帯域共に不明なことも多いですのですけども。IRCのようなライブチャット機能があるので、うまくいくといいなあと思っています。


まあ、そんなことよりですね。

上記の「疾走する・・・」のインタビューで話したことの中で、記事で記載されなかったことがあります。

それは、私が「群衆の叡智」というコンセプトを特別に魅力に感じている理由。どうでもいいからネタとして落ちたのでしょうけど、自分のブログなので(自分が忘れないうちに)書きますね。

それは「人の多機能性」です。結果的に多様性、とも近いですけど、むしろ多機能性、です。

人は誰でも、多かれ少なかれ、何かの専門、得意分野、好きなことがありますよね。でも、そういう分野の知識だけで生きてるわけではない。「何かのものすごい専門」であることって、せいぜい数年の経験かもしれない。実際には、それ以外の、もっとたくさんで複雑な経験、意見、情報を取り扱って生きてきたはずで、つまりもっと言えば効果を引き起こせるポテンシャルを持っていて、はたまた自分でも全く想定外の効果を出してしまうことがあります。

情報の出し手と受け手で、そのタイミングがうまくあうと、たとえば調味料の中ぶたの「穴」を拡げ、たらこマヨネーズを発明し、見知らぬ家庭の問題を解決し、災害の被害を軽減し、話題を先行的にキャッチし、辞書ができあがり、ソフトウェアを改善し、エイプリルフール映像でペンギンが飛んでる姿に注目させたりするわけです。専門家が一生懸命やったわけではないのに、ひとりひとりの固有の、それぞれの自由な知見が、大きな変化をもたらす知恵として貢献するわけです。

専門家どうしの、オープン・イノベーションの原理よりも、参加機会が広いわけですから、もっと広い可能性を感じさせます。

これは、そもそも「人は(自分が思っているよりはるかに)多機能である」という前提があるからだと思うわけです。

他方、「集合愚」とか言われますけど、それは「群衆」の「集団化」に関する整理をすればわかりやすい。いったん集団になってしまうと、濃くなってしまい、利害関係の一致する部分では思考にまでコントロールが強くなる。そうすると、集団浅慮に陥ってしまう、というようなことを、ジャニスさんは言っていました。

でも、「わかってる」人同士で「仕事」が進むと、専門的に掘り下げるスピードが上がるという効果も見逃せない。でも、成果の妥当性は衆目にさらされることでブラッシュアップされる部分もある。まあ、いろんな評価指標があるわけです。

人の多機能性、たとえばそれぞれのアンテナがさまざまで、進歩のベクトルもいろいろで、それゆえに想定外のポテンシャルがあるんだということを感じると、うれしくなってきませんか。


たとえば、叡智を引き出すメカニズムって何?という部分。

やることそのものはシステム化、なんだけど、本質は、実に人間くさい部分にトライするということ。強く意見がある問題、あるいは答えがわかる質問を見ると、ついつい答えちゃう。仲間がいるとわかると、盛り上がっちゃう。寂しがり屋の一人好きもいる。拍手に弱く、ねたみにもろい。人が自分の中から「確からしい情報」を出す、あの瞬間は、脳の中で何が起きてるんだろう。それが大勢の中で起きると、何が起きるんだろう。

こういうのをメカニズム化するのは、いわゆるシステム、ITの話というよりは、人間を学ぶということですよね。いみじくも、先回のWOCSでは、「群衆の叡智は、thinkの集合というよりは、feelの集合という観点があるはずだ」と山崎晴可さんがおっしゃっていました。実は、事前のブレストで出た話だったんですけど、本番でのそのトークに大勢が納得。「いや、thinkの集合もあるはずだ」と山口さん。「マズローの5段階欲求」との関係図は、松隈さんのスライドにも、福岡さんのスライドにもありました。いいねえそういう議論。

で、今回も、リアルにどんな方法があるのか、いろんなところのエッジ観点をしゃべれる人が集まってくださいました。そっから見える景色はどう?

どんなコンセプト議論が飛び出すやら。とても楽しみです。


来場者のコメント参加システムもあります。ライブ討論会の温度が上がりますよ。ケイタイでオーディエンスの意見を集め、スクリーンで可視化。こちらは、受講手続きがすっかり完了した皆様には事務局からお知らせしているようです。チェックしておいていただければと思います。


# 連休突入ですけど、お申し込みはお早めに。(宣伝

群衆の叡智サミット WOCS 2008 Spring
http://techstyle.jp/wocs/2008spring/

20 April, 2008

Schoolhouse 2でM2を乗り切れ

やんなきゃいけないタスクをキャッチアップすることに、いちいち時間を使うのはもったいない。

実は、M1をなりゆきで過ごしたツケを年度末にほうほうの体で消化し、やっとのことでM2に上がれたのですが、卒論を含むタフなM2の一年は、昨年よりも全体像を把握して組織的に物事をこなしつつ、学びの濃度を高めたいものです。

整理すべき対象は多次元的です。クラスごとに異なる受講パターン、論文提出、輪読会、週次タスク(realtime online case studyなど)、あと英語のトレーニングも・・・。これらの煩雑なスケジュール管理やタスク管理は粛々とオン・スケジュールでやりたい。でも、それぞれのタスクは難易度も様々だし関心も違うから、プライオリティもさくさくつけたい。

ツールとしては、ミルクの時間も忘れないというほどの簡単さが売りのRemember the milk、田口さんのところの目標管理ツールのchekpadは普段から使っているのですが、上記のように多次元性の高いもののタスクの立て方にはどうにもしっくり来ない。

学生の、かつMacユーザの皆さん、朗報です(w)。

Mac用のソフトで、Schoolhouse 2というツールを見つけました。これは以前からあるTask Listというソフト(これはバグだらけでとても悲しいツールでした)の後継のようです。(不完全ながらも、Task Listからのデータのimportにも対応しています)

Schoolhouse 2をLeopardで使う人には重要なTIPSがひとつ。このアプリケーションは、現状では「Rosettaを使って開く」という設定がMUSTです。Finderでこのアプリを表示→プレビューから「詳しい情報を表示」→「Rosettaを使って開く」のチェックボックスをONにしておくことです。(この情報はi use thisで見つけました) これで動作が安定し、一部存在した不可解なフリーズがなくなりました。

「人生勉強」と割り切れば、これは仕事の整理ツールにも使えるかもですよ。

・・・おっと、最近、ライフハックでは仕事にならない、と思ってるんだった・・・

この話はまた近いうちに。