27 August, 2006

やっとわかったデュアルネットワークサービス


やあ、そういうのはあるってのは知ってたけど、使い方なんてゼンゼン知らなかった。実家の近辺や、伊豆・伊東あたりは実質FOMA度外視エリアなので、「ケイタイの入らない日々」というロハスを楽しむにはもってこいだ。


しかーし。

昨今、少々田舎でもインターネットはさくっとつながっちゃうんだよな。ケイタイは圏外だけど、インターネットはつながる。その場合、「ちょっと電話でごにょごにょ」とかということだけができないストレスが発生する。


Skypeがあるじゃん。

ああ、確かに。
# いいマイクも見つけたしね ;-)

しかし、そういう郊外におけるインターネットはスピードがそれほど快適だとは限らない。しかも、そうしょっちゅうPCを立ち上げたくないというベクトルもある。

たとえば、移動中の「いざ」に弱い。宿の到着時間が遅れます、とか、空港に向かっているときに、「すんません、遅れるのでもう一つ後ろの便に変えといてちょ!」とかという電話もできないのはイタイ。(まあ、計画的に動けという話はさておき)

結局(いざというときは)ケイタイが入るに越したことはない、という、さも妥協的なモードに落ち込んでいくのである。


で、どうした?

今までは、FOMA端末しか持って行ってなかった。しかも、持っている機種がこれはデュアルネットワークに「対応している」なんてくらいの、実にあいまいな言葉でしか理解していないため、まさか使わなくなったmova端末が必要になるとは知らなかったのだ。やれやれ。


そんな旅先でのある日の午後。

「あ、そうなんだー。mova端末持ってないとダメなんだー。え、でも、もう使用不可になってる端末で、どうやって切り替えダイヤル(1540)できるの?げげ!1540は特別にかけられる番号だったのか!」


  • FOMAが圏外になってからでもmova端末で処理すればOK。

  • FOMAの無料通話分もあてがわれる。

  • iModeも使えるし、マイメニューは同じものが出る。

  • ネットワーク暗証番号だけあればよし。

あれ、どうやってネットワーク暗証番号だけでケイタイを識別するんだろう・・・。きっと、この使わなくなったケイタイにはまだなにがしかが残っているんだな。


ん。てことは、、、
このeasyなネットワーク切り替えシステムを理解していなかったのもコワイ話だぞ。

たとえば、FOMA端末をなくしてしまった場合でも、とりあえずmovaで「こっちに持ってくる」ことはできる。これはOK。しかし、このmova端末は稼働中のFOMA端末くらい重要なものであるということだ。つまり、どこかセキュアなところに保管しておかなければ、あっさり電話ジャックができちゃうじゃないか。ネットワーク暗証番号はたった数字4ケタだし。

こいつは危険なサービスだ。
ちゃんと使おう。

28 June, 2006

KIPA訪問記

日経BP ITPro Watcher「OSSセンター談話室」というblog(?)に、「Linuxを政府標準に!? KIPAで見た韓国のOSS推進強化アプローチ」という写真つきの記事を寄稿しました。ぜひご覧ください。

今日日本HPの宇佐美さんと話したところによると、Linuxワークステーション市場はメディアではあまり注目を浴びませんが、日本でも一度に数百台単位の組織的導入例が、右肩上がりで着々と進んでいるそうですよ。問題は売り手側の、「パソコン市場だとの思い込み」による思考停止なのかもしれませんね。

道具は売り手ではなく、使う人によって成長する。ビジネスプランニングで陥りやすいパターンの一つとして覚えておきたいと思います。

16 May, 2006

「オープンソースはわかりにくい」を払拭できるか?OSS iPedia公開

もう何年も前の話です。ある人に、「オープンソースの関連の話も文書もニュースも、それをちゃんと読むためにはもう一歩踏み込んだ解説が必要だよ、okdt。大事そうなのはなんとなくわかるけど、正直言って読んでいてさっぱりわからない。」と言われたことがあります。なるほど…。確かに、基本的なことひとつ取って見ても、日本語で調べられるツールになりそうなものはないんですよね。オープンソース関連を解説する辞書みたいなものがあればいいのかしら。でも、作るとなると…。そんなことを思った記憶があります。


そんなわけもあり、2006年5月15日、IPA OSSセンターが、オープンソース情報データベースOSS iPediaを公開したのをとっても喜んでいます。OSSの性能情報OSS導入事例、そしてナレッジベースとしてQ&A用語解説ディレクトリを盛り込んでいます。


OSS普及拡大の観点からすると、これが、「オープンソースはわかりにくい」という声に応える、リーディングツール(reading tool)になることと、ここ最近のエンジニア、例えばミッションクリティカル系のエンジニアで、OSSに関する理解を得なければならない状況に置かれている方々にとっては、有用なリファレンスのひとつになるんじゃないかと思います。


本サイトは、昨年の秋よりIPA内に設置された、データベース検討委員会、後のOSSセンターのデータベースWGにて主にアレンジされました。この委員会はNTTデータ玉置さんがまとめ役をしてくださったんですが、これに参画させていただいたのはとてもエキサイティングな経験になりました。このサイトが 非常に多くの方々の協力によるものであることが「謝辞」のページに記載されています。


5月15日、フェーズ1の公開を素直に喜んでいますし、すでに「ライセンス関連の情報が役立った」などの声も寄せられていて、とてもうれしいです。もっともっと「使える」ものとしていけたらと思っています。


そのためにも、まずは自分が読んで勉強せねば。

http://ossipedia.ipa.go.jp/

09 December, 2005

IT飽きてくと

朝っぱらから、ash.氏と「IT飽きたって言ってたんだよ」なんて話をメッセージでやりとり。

ITアーキテクト業がだんだん面白くなくなるのはなぜだろう。

ひとつには、「おれってもしかして天才?」と思える、「あの」瞬間を感じる頻度が減っていくからではないかな。上流工程のマネージメントにいけばいくほど、つまり、いわゆるシステム構造設計、あるいはプロジェクトマネージメントという職種では、あの感覚を得にくくなる。一般化してゆき、月並みになってゆき、その上、out-of-control マターが多すぎる割りに、成果もツマラナイのだ。ある程度儲かりはするが、ツマラナイ何か・・・。

そう、あれだ。

構造設計といえば、今話題の某建築士の事件を指差して非難できるITアーキテクトってそれほど多くないぞ。彼は、ちゃんとやる方法とコストもわかった上で、外圧で鉄筋を抜いた。もちろん不正は不正だが。一方、ITの世界だとそれが「不正」とも定義されていないから、ちゃんとやる方法さえわかっていなくても、現時点でつぶれてなければさらしものにされない。「工法が安定すればITの世界でもそうなっていく」との意見もあるが(紀氏)。

要はそれがないのをいいことに、外圧だろうが無知の設計だろうがITの世界はなんでもアリで、鉄筋を抜いてあるどころか存在すらしない設計が普通にまかりとおってしまう。でもって、「震度5強」のような、過負荷がかかって出た不具合を、サーバ、ディスクの「寿命」なんて呪文をとなえてさらに高額のリプレースを正当化し、投資をさらにひっぱる・・・。

ニコラス・G・カー著 DOES IT MATTER?(「ITにお金を使うのはもうおやめなさい」)という本は、HBRで、"IT Doesn't Matter."という論文として掲載されたものがベースになっている書籍だ。うまいタイトルだ。ITは役に立たない、というそもそも論を展開するものでも、情報そのものや使う人自身の有効性を否定しているものでもない。むしろ、多くの局面において、思い切って「金食い虫」のIT投資をやめてみろという。

ITの世界で喜びを見出そうとする人にとって、これは必ずしもマイナスにはならない。持ち家のメンテナンスが建替えに終始しないのと同様、ITの世界でも「ビフォー・アフター」はありえる。きちんとした設計とそうでないものはやがてはっきりする。今あるものを活用、改善することが不可欠になるからだ。設計だろうと、実装コーディングだろうと、きちんと作れる、直せるみたいな、その種の「快感」がよみがえってくる現場が増える可能性がある、匠の世界。そこがオープンソースの真骨頂かもしれないと思いきや・・・。

>「だからいま binary 2.0 なんですよ。」(ukai氏)

はっ、そうくるかー。(@_@; ソースコードのハックに飽き足らず・・・。
確かに、under control領域が拡がると、快感も増すものだよね。うむうむ、と、うなずきつつ、一週間続いている偏頭痛をlivepatchできないものかと薬局へ・・・。

05 December, 2005

GMail Trashメソッド

最近、メールはとにかく一切合切GMailで受け取るようになった。リアルの主なメールはGMailに転送しているし、さらに気が付く限り、ネットのサービスの「メールアドレス」欄をGMailのメールアドレスに変更した。すると、数々のニュース、メールマガジンなど、以前から購読しているものも含め、すべてGMailに集約される。

そういう環境の基本機能として、SPAM判別機能、Report SPAM機能は大変便利だ。SPAM判別情報が他のユーザとシェアされているかどうかわからないが、そこそこ学習してくれているようだ。体感的には、POPFileより少し落ちる程度の精度だ。購読申込した覚えのあるメールニュースと、メールニュース仕立てのSPAMを正確に判別してくれる。

しかし、業務メールと違い、これらメールニュースは溜まっていく一方では役に立たない。後者の賞味期限は短いのだ。そう、昔は、インターネット上に情報が十分ではなく、有料のメールニュース(?Watchなど)を溜め込んでおいて、それを検索することでリサーチに役に立ったこともある。しかし今は、Ask Google!で済むから個人が溜め込んでおく意味合いは低い。

当初、newsというラベルを作ってフィルターでラベリングしてみた。それでも、読まないメールはどんどん溜まる。news(256)のように、未読数カウントがみるみる増えていく。不思議と、未読数は多くなればなるほど見たくなくなる。読んだことにして消すのもかなり大変。

そこで、sakurayuta師匠曰く、「メルマガ系は、フィルターでTrash(ゴミ箱)に放り込んでしまえ」、というものだ。どんな効能があるのだろうか。


・Trashフォルダへのリンクの横には未読数の表示はない。
・30日で自動消去がすばらしい。無限に溜まっていくということはないからね。
・検索の対象だ!30日以内のニュースだけならピックアップ価値も低くないねー。
・SPAMとはごっちゃにはなっていないので、フォルダを開いたときの汚れ感も低い。
・GMail Notifier、Google Desktop2を入れていても、Skip inboxしていれば何も表示しない。
・デフォルトで捨てる、任意で見る、というのはいかにもポジティブセキュリティ風味だ。
・「リアルでゴミ箱の新聞を読む習性(sakurayuta氏談)」なんてシュール感もある。


ふふーん、スバラシイ。超整理法的だ。(コーヒーをずずっと

気が向いたときに、Trashをおもむろに見る。見たくなったものだけ見ればいいから、悪くない。毎日何通も来るのはわかっているが、仕事をトラップされないというのはむしろ快適だ。inboxに戻れば、現実の世界にすぐに戻ってこれる。

GMailで言うところの「ラベル」の属性として、expire指定ができればいいのにな。確かにソフトウエア原理的に削除系はリスキーだが、それでも、メーラーのフォルダの属性、フィルタの属性などにexpire機能があるといいなあ。是非メーラーに実装してほしい。メール単体に実装する、でもいいけどね。「このメールは自動的に消滅する・・・」みたいな(w

そうそう、OSのファイルシステムにもそういう機能があればいいんだ。いやまてよ、そんな機能はこれまた悪用しがいがありそうだ・・・それに悪意のあるコードにもさくっと実装されそう・・・それに、コンプライアンス的にはSOX法と真逆の論理じゃないか・・・。悩ましい。

でも、それでも、Keep it simple and special.古い、使わないものは捨てるに限る。超整理法的機能なのだから、ぜひ実装してもらいたい。あれ、捨てるんならTrashでいいのか・・・。

てわけで、これ、すなわち「GMail Trashメソッド」と命名。