いや、問題はメールの保存期間ではない。 そのメールのほとんどがSPAMだもの。8000件中、少なくとも7000件はSPAM。それを再fetchしてごみ掃除をするなんて鬱陶しい・・・。
普段、私 のSPAM対策環境は三段構え。サーバでKaspersky Antispam(95%以上判断)、取得経路にPOPFile(私にとってのSPAMを判断)、最後にメーラーのSPAMフィルタ(前者を信じてゴミ箱 に投げ込む)。
サーバにメールが配送された時点で95%は完了している。ただ、サーバ管理者のポリシーから、それらのメールは削除されず、「これは SPAMですよ」というマーキングがしてあるだけ。だから8000通もサーバに残っているわけで、同様の理由でメール通知関連の機能は一切使っていない。
GMailのSPAMハンドリングは便利だが、私にとってGMailは「別系統」であるところに価値を感じているので、メーラからGMailにアクセスするという使い方はしていない。
で、 本題に戻って、8000通も再取得せずになんとかしたい。事前に消えていればかなり便利じゃない?もちろんtelnetで手動でPOPプロトコルをたたく のは十分可能なんだが、8000通もやるのは現実的ではない。そう、欲しいのは、「マジックハンド」のような、POPのDELEコマンドを器用に使えるツールだ。
フリーのツールを探してみたら、「Spam Mail Killer」というのが見つかった。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/mail/antispam/spamkiller.html
ス パムなどの迷惑メールをPOPサーバーから自動で削除するメールチェッカー。タスクトレイに常駐して一定時間おきにPOPサーバーをチェックし、あらかじ め指定した削除条件にあうメールがPOPサーバーにあればサーバーから自動削除。残りを新着メールとしてサウンドやタスクトレイアイコンの点滅で通知す る。削除条件には送信者、宛先、Return-Pathなどに含まれるメールアドレス、およびメールヘッダーの任意の文字列を複数指定できる。・・・ 複数メールアカウント対応で、削除条件の設定画面では新着メールのヘッダーを参照しながら設定できるようになっている。
おお、ゴージャスな機能がついているね。しかも最近アップデートされたようだ。いわゆるBlacklist方式でSPAM対策することを目的に作りこまれて いるので、このツールだけでSPAM対策は完結しない。私の場合、サーバに配送された時点でほとんどの判断が終わっているので、メールヘッダの記載を指定 するだけでかなり十分に機能する。Spamassassinを仕込んでいる人にも有効だろう。条件に正規表現も書けるところがまたイイ。
超便利だわ、これ。
標準ツールに決定。